起こした文章の整文(リライト)について

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文字起こしにおいては、素起こし、ケバ取り、整文(リライト)など、文字の起こし方にもいくつか種類があります。ここでは、整文(リライト)について取り上げてみたいと思います。

整文・リライトについて

起こした文章をより読みやすくするには

ケバ取り、さらに整文が必要なことも

文字起こしの作業で録音音声を文字化すると、話し言葉がそのまま文章になっているので、どうしても読みづらい文になってしまいがちです。

そこで、「あー」「えー」などの不要な言葉(声)、言い間違え、言い淀み、過剰な相づちなどを修正・削除する作業が必要になります。この作業は「ケバ取り」とよく呼ばれます。

しかし、あまり話が上手ではない話者の話、あるいは録音状態の悪い音声を起こした場合、その文章はケバ取りしても、まだまだ読みづらいこともあります。このようなときに必要になるのが、文字

起こしした文章の整文です。リライトという場合もあるので、以下、整文・リライトと記します。

文字起こし業者が整文まで行ってくれることも

録音音声を単に文字化して記録として保存しておくだけでしたら、整文・リライトまでする必要はあまりないでしょう。しかし、文字起こしした文章を、印刷物に掲載したりレポートとしてまとめたりする場合には、丁寧な整文・リライトが必要になります。

通常、この整文・リライトの作業は、文字起こしのご依頼者が納品された文章を見て、必要に応じて行います。

しかし、文字起こしの会社によっては、この整文・リライトまで行ってくれるところもありますから、ご希望される場合はご依頼時に問い合わせてみてください。

ちなみに、私どものオフィスでも、文字起こしのリライト・整文を希望があれば行っています。くわしくお知りになりたい方は、こちらの「音声から文字への起こし方」または「整文(リライトコース)の依頼方法」をご覧ください。

そのまま書籍等の原稿にするならプロに依頼しよう

ただ、整文・リライトといっても、どこまで文章を読みやすく整えてくれるかは、業者によって差があります。

大抵は、あくまで文字起こしした文章を読みやすくするレベルになりますので、指定の文字数に要約したり、文書内容を大幅に編集したりすることはしてくれないことも多いです。

文字起こし業者が行う整文・リライトですから、プロの編集者やライターなどが時間をかけて書いたような素晴らしい文章になって仕上がってくるといった、過度な期待はしないほうが無難かもれませんね。

文字起こしした文章を、そのまま書籍、雑誌の記事、デジタルコンテンツなどにするのであれば、出版社や編集プロダクションなどを間に入れたほうがよいでしょう。

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