文字起こしの作業は手間もかかるし時間もかかるので、敬遠される方も少なくありません。しかし、音声を聞きながら文字入力をしていく文字起こしの作業は、脳にとってはいい刺激になるようです。
文字起こしと脳の活性化
文字起こしは録音音声を聞いて文章にまとめる仕事になります。今回は少し視点の異なる話になりますが、文字起こしで音声を聞いたり、文字を打ったりする作業は、 脳の活性化にも役立つといいます。
映像の刺激はやっぱり強い
文字起こし作業に疲れると、気分転換にスマートフォンを見ていることがあります。文字起こし中はパソコンの画面をずっと見ているので、本当は目を休めたほうがいいのでしょうが、どうしてもスマホを見てしまうんですよね。
YouTubeなんかもよく見ていますが、ついついハマってしまい、長時間あれこれ見ていることがあります。やっぱり映像のもつインパクト、わかりやすさ、入ってくる情報量の多さというのは、良くも悪くもすごいと思います。
音声を聞くと脳を強化できる
一方、文字起こしの場合は、映像が対象のこともまったくないわけではありませんが、基本的には音声のみを相手にする作業です。
でも、音声を聞いていると想像力をかきたてられますし、映像を見ているときとは違う脳力を使っているように感じます。
実際、なんとなくテレビをぼーっと眺めているより、ラジオで音声(人の話)を聴いているときのほうが脳のトレーニングになり、認知症の予防になるという研究もあるらしいです。
・関連書籍 「脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい」
文字起こしで脳を刺激する
さらに文字起こしの作業になると、音声を聞くだけではなく、同時に手指を動かしてWordなどの文書作成ソフトで文字入力を行います。耳で聞いて、指を動かして、目はパソコンの画面を見ているわけですから、けっこう脳には刺激になっているのではないでしょうか。
一日中座ったままである文字起こしの仕事は、運動不足になるし、身体的には健康にとってマイナスになる要素が多いです。
でも、もしかしたら、脳にはいいこともあるんだと思うと、文字起こしライターとしては少し救われます。
さらに認知症の予防にも効果があることが医学的にも検証できたら、高齢者の副業として文字起こしの人気が上がるかもしれませんね。