文字起こし活用術

ウェビナー・オンライン講座に文字起こしを使うメリット

ウェビナー・オンライン講座に文字起こしを使うメリット

ウェビナーやオンライン講座は、場所を選ばず多くの人に情報を届けられる便利な手段です。
一方で、「後から内容を振り返りにくい」「参加できなかった人に情報を届けられない」「コンテンツを使い切れていない」といった課題を感じている方も多いのではないでしょうか。

こうした課題を解決する手段として注目されているのが文字起こし(テキスト化)です。本記事では、ウェビナー・オンライン講座に文字起こしを活用する具体的なメリットや、活用シーン、導入時のポイントについて解説します。

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文字起こしは脳の活性化に役立つ

人力で行う文字起こしの作業は、手間も時間もかかるので、敬遠される方も少なくありませんね。でも、音声を聞きながら文字入力をしていく文字起こしの作業には様々なメリットがあり、脳にとってはとてもよい刺激になるといいます。

そこで、文字起こしによる脳の活性化について、ポイントをまとめてみました。

文字起こしで集中力・記憶力・言語処理能力がアップ!

集中力アップ

音声を聞き取りながら正確に文字を入力していく作業は、高い集中力を必要とします。実際に文字起こしを行ってみるとわかりますが、この作業は頭がぼんやりとした状態ではできません。

常に「聴く」と「打つ」(タイピング)を同時に行うため、高い集中力の維持が求められます。見方を変えれば、集中力が保てない飽きっぽい人は文字起こしには向いていないかもしれませんね。

情報保持力の活性化

文字起こしの作業を分析すると、音声の内容を聴き、一時的に脳に記憶し、それを文字として正確に書き出すという作業の繰り返しであることがわかります。

この一時的に情報を保持する力は、ワーキングメモリといわれます。ワーキングメモリは、日常生活や仕事や学習において、非常に重要な役割を果たしています。

文字起こしの作業は、情報保持力であるワーキングメモリを鍛えるトレーニングをしているようなものです。

言語処理能力の向上

文字起こしは、音声の内容(つまり人の話)を聴いて理解し、それを正しい日本語として文字・文章にまとめていきます。この作業を正確に行うためには、語彙・文法・文構造の理解を総合的に使用します。

文字起こしというと、耳で聴いた音声をただ単に文字にしているだけと思われている方も多いですが、じつは高い言語処理能力も必要とされ、作業自体がその能力アップになります。

タイピングによる脳への刺激

文字起こしが大変だという理由のひとつは、長時間におよぶタイピング作業にあります。実際に文字起こしをやってみると、ひたすら文字を打ち続けるのは結構な労力であることがわかります。

でも、この指先を動かす運動というのは、脳の複数の部分が同時に活性化され、脳の機能が向上するといわれています。また、今は少なくなりましたが、タイピングではなく手書きで文字起こしすれば、さらに脳への影響は大きいようです。

マルチタスク処理の向上

ここまで繰り返し述べてきたとおり、文字起こしは「聴く」「理解する」「書く(キーを打つ)」の複数作業を同時に行います。文字起こしは傍から見ていると単純で退屈そうな作業に見えますが、じつは作業者の脳はフル回転で情報処理をしています。

以上、文字起こしによる脳の活性化についてまとめてみました。

この記事を読んで、脳の活性化にもなるし文字起こしをやってみようと思われた方は、ぜひ頑張ってみてください。逆に、「これは大変な作業だ」と思われた方は、無理せずにプロの文字起こしライターにお任せください。