「インタビューを録音したのに、周囲の雑音がうるさくて文字起こしできない」
「文字起こしを外注したいけれど、この音声でも対応してもらえる?」
文字起こしの依頼を前に、こんな不安を抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。
この記事では、文字起こしが可能な音声の条件と、依頼前に必ずチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。
音声の品質を上げるコツや、外注時の注意点もあわせて紹介するので、初めての方でも失敗なく依頼できるようになります。
この記事は、「初めての文字起こしガイド」カテゴリの一部です。初心者向けに基礎から知りたい方は、
▶ 「初めての文字起こしガイド」一覧 をご覧ください。
文字起こしできる音声・できない音声の違いとは?
文字起こしの精度は、録音品質によって大きく変わります。一般的に、以下を満たしている音声であれば、精度の高い文字起こしが可能です。
文字起こしがしやすい音声
- 話者の声が大きく明瞭でしっかり録れている
- 静かな環境で録音されている
- 話者同士の会話が被らず、順番に話している
- マイクとの距離が一定
- 録音レベルが適切で、音割れがない
文字起こしが難しい音声
- 周囲の雑音や反響(リバーブ)が大きい
- 複数人が同時にしゃべり、声が重なる
- 話者の方言が強い、早口、滑舌が悪い
- 会議室など室内の残響が強い
- マイクから遠い・声が小さい
- 録音レベルが低すぎてノイズに埋もれる
- 専門用語や業界用語が多い
録音音声の状態が悪いと文字起こしの精度が下がり、通常より納期が遅くなることもあります。
初めて文字起こしサービスを利用される方など、ご不安がおありでしたらいつでも相談ください。
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依頼前に必ずチェックすべき5つのポイント

文字起こしを依頼する前に、次のチェック項目を確認しておきましょう。
また、ここに挙げた項目を録音前に気を付けることができれば音声の質も上がり、納期が遅くなったり、納品後のトラブル回避にもつながります。
① 聞き取りやすさ(音量・明瞭さ)
音声の中心となる話者の声が、ノイズに埋もれていないかを確認しましょう。
チェック
- 声はしっかり聞き取れるか
- 音量のばらつきが大きすぎないか
- エアコン・PCファンなどの低ノイズが気にならないか
関連記事「よい文字起こしは録音から!キレイな音声を録るためのコツ」
② 雑音(ノイズ)の量
雑音が多いと、AIも人間も正確に音声を拾えません。
よくある雑音
- 飲食店内等で録音したときの、ざわめき、BGM、隣席の話し声
- 机上の資料等をめくったり、紙の擦れる音
- 外の雨風の音、自動車の音
- キーボードのタイピング音
③ 話者の声が重なっていないか
複数の話者が同時に発話すると、文字起こしの難易度が高くなります。
対策例
- 会議では発言者が順番に話すようルール化
- インタビューではあらためて質問し直す
- 司会者を置いて発言の整理を行う
関連記事「会議・インタビューの録音ミスを防ぐ方法」
④ 専門用語・固有名詞が多いか
特に会議やインタビューでは、専門用語や業界用語が頻出します。
事前に共有すると精度UP
- 専門用語リスト
- 固有名詞リスト
- 会社名・製品名一覧
⑤ 形式(録音形式・ファイル拡張子)
業者が対応できるファイル形式で録音しているか確認しましょう。
一般的に対応される形式
→ mp3 / wav / m4a / wma / aac
動画の場合
→ mp4 / mov / avi も多く対応可能
市販のICレコーダー、スマートフォンでの録音でしたら、まず問題ないでしょう。実際、私どもに届くお客様からの音声・動画で、対応できないファイル形式というのは、ほぼ皆無です。
関連記事「スマホ録音でもOK?依頼前に知っておきたい録音機材の選び方」
文字起こし業者が「対応不可」と判断するケース
以下は、プロの業者でも対応できず、残念ながら依頼を断ることもある代表例です。
- 大半が雑音でほぼ聞き取れない
- 音割れ・歪みがひどく、言葉として認識できない
- 複数話者が常にかぶって話している
- 大部分が外国語で、専門的な内容を含む
- 部分的に音声が欠損している
- 明らかに録音禁止の音源(講演会など)を無断で録音したもの
自分では判断がつかない場合も多いため、
プロがどのように音声の可否を判断しているかを知っておくと安心です。
関連記事「プロの文字起こし者が『聞き取れない音声』と判断する基準とは?」
関連記事「失敗しがちな録音例とプロが感じる『聞き取りづらい音声』」
関連記事「録音が悪くても依頼できる?プロができること・できないこと」
まとめ
- 文字起こしの精度や対応可否は、録音された「音声の品質」に大きく依存する。
- 文字起こしを依頼する前に、「音量・明瞭さ」「雑音の量」「話者の重なり」「専門用語や固有名詞の有無」「ファイル形式」の5点を必ずチェックすることで、トラブルや納期遅延を減らせる。
- 「雑音や音割れ」「声の重なり」「聞き取りづらさ」「専門用語の多さ」等があると、「文字起こしできない/難しい」と判断されることがある。
- 文字起こしを依頼する際は、録音段階から「できるだけ聴き取りやすく」「ノイズが少なく」「話者が重ならないように」等に配慮することが、成功の鍵となる。
文字起こしを円滑に進めたい方には、録音前の「準備とチェック」が特に重要だということです。
さらに、特に機密性が高い音声の場合は、業者側の情報管理体制を事前に確認しておくと安心です。
関連記事「文字起こし業務における守秘義務・情報管理の実態」
よくあるご質問 (FAQ)
Q1. 雑音が多い音声でも文字起こしはできますか?
A. 雑音があっても、話者の声が一定以上聞き取れる場合は文字起こし可能です。ただし、雑音が多いほど聞き取りに時間がかかるため、追加料金や納期延長が発生することがあります。事前に音声を確認してもらうことで、対応可否や費用の目安を把握できます。
Q2. 会議やインタビューで話者が重なっている音声も対応できますか?
A. 一部の重なりであれば対応可能です。ただし、常に複数人が同時に話している音声は、文字化の精度が下がりますし、対応不可の場合もあります。
Q3. 音声が小さい、または聞き取りにくい場合はどうなりますか?
A. 声が極端に小さい音声や、ノイズに埋もれている音声は、正確な文字起こしが難しくなります。ある程度の音量増幅やノイズ軽減は可能ですが限界もありますので、事前相談をおすすめします。
Q4. 専門用語や固有名詞が多い音声でも文字起こしできますか?
A. はい、可能です。専門用語や固有名詞が多い場合は、用語リストや参考資料を共有いただくことで、文字起こしの精度が大きく向上します。研究・医療・ビジネス用途でも対応可能です。
Q5. どんなファイル形式の音声・動画に対応していますか?
A. 一般的には mp3、wav、m4a などの音声ファイルや、mp4 などの動画ファイルに対応しています。対応形式は業者によって異なるため、依頼前に確認すると安心です。
Q6. 「文字起こし不可」となるのはどんな音声ですか?
A. 以下のような場合は対応が難しい、または不可となることがあります。
- ほとんどが雑音で内容が判別できない
- 音割れや歪みがひどい
- 音声の大部分が欠損している
- 録音・使用が許可されていない音源
不安な場合は、事前に音声を送って相談するのが確実です。
Q7. 依頼前に音声をチェックしてもらうことはできますか?
A. 多くの文字起こしサービスでは、事前に音声を確認し、対応可否・料金・納期の目安を案内しています。事前チェックを利用することで、想定外の追加費用やトラブルを防げます。
当事務所スタッフのコメント
私どもでは、文字起こしが可能かどうかを、音声の明瞭さ・雑音の量・話者の重なり・専門用語の有無によって判断します。
もし、初めて依頼される方など、ご心配でしたら事前に音声を送っていただければ確認しますので、お気軽にお問い合わせください。
